ストレスが原因で腰痛がなかなか治らない?
すこやかボデーケア整体院院長の井草です。
そろそろ桜が咲き始めてきましたね!
暖かくなってきたと思えば、また寒くなりはじめたり、忙しさで体がこわばった状態で、些細な動作で腰を痛めて来院される方も増えています。
本人に自覚がないにもかかわらず身体がこわばっている、そんなこわばりはストレスなどが関わっている事も多くあります。
腰痛でお困りの方は若者から中高年、老若男女問わず多く来院されております。
腰はカラダの中心に位置し「月」(にくつき)に「要」(かなめ)と書いて「腰」と読みますよね。
腰が悪くなると「つき(月)」が逃げ、「支えている女(要)」も逃げるとも言われております(笑)
非常に「重要」な部分です。
また、私たちは二本足で立って生活する動作においても、腰が中心になるので、痛めやすい部位でもあります。
人間の背骨は生理的湾曲(ゆるやかなS字状のカーブ)をし、直立二足歩行する体を支え、地面からの衝撃や重力などのの圧力を分散し、吸収、無害化しております。
しかし、人類の生活様式は中腰や、前屈みで様々な動作をする事がほとんどです。
中腰になった時、「腰には立っている時の3~4倍の圧力」がかかってきます。
このような姿勢や動作を繰り返す事や、加齢や運動不足による筋肉の衰えなどが、腰痛の大きな原因にもなってきます。
また、近年では病院で検査しても「腰痛の80%以上は原因不明」とされております。
その原因不明とされる腰痛は「ストレス」が深くかかわっている事が近年知られてきました。
ここでいう「ストレス」とは・・・
環境的ストレス(重力、気候、細菌やウイルスなど)
化学物質的ストレス(酒、タバコ、薬、排ガスなど)
精神的ストレス(人間関係やコンプレックス、食事、騒音など)。
身体的ストレス(ケガ、肩こり、体の歪みなど)
本人が自覚しないストレスは沢山あるのです。
ここで少し喫煙習慣と腰痛についてお話ししていきます。
喫煙習慣と腰痛について、ニコチンは血管を収縮させる作用と一酸化炭素の影響により、体が酸欠状態になる事が知られています。
また、βーカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミンが不足する事も知られています。
その影響により、椎間板が変性する恐れがあり、喫煙10本増えるごとに「腰痛のリスクが10%上がる」というデータもあるようです。
「椎間板とは」・・・
椎間板とは、背骨の骨と骨の間にある軟骨の事で、主にクッションの役割をしています。
その主な成分は、水分を含むコラーゲンを多く含んでおります。
そして、なんと椎間板には血管がないのです!
では、どうやって栄養を供給しているかというと・・・
歩いたり、体を動かしたりと、普段通りの生活をしているだけで、椎間板の圧力が変化する事により、自然と栄養供給できているのです。
(椎間板の周囲の毛細血管から染み出た栄養分を、スポンジを握って潰した状態から、開いた時に、スポンジが水を吸い込むように吸収しています)
また、そのようなことから動かないでじっとしている状態では、椎間板への栄養供給は乏しくなります。
そしてコラーゲンは、体内でビタミンCと蛋白質から合成されるようになっています。
「喫煙が椎間板に与える影響として」・・・
・血管を収縮させる作用により、椎間板周囲の毛細血管が収縮し、栄養が行き渡りにくくなる。
・ヘモグロビンに一酸化炭素が結合し、酸素が運搬さにくくなり、酸欠状態になりやすい。
・ビタミンC不足により、椎間板の主な成分であるコラーゲンが作られにくくなる。
その結果として、椎間板が変性する事により、背骨の歪みや背骨の動きが悪くなり、背骨と背骨を繋いでいる靭帯や、脊柱周囲の筋肉が硬くなったりして腰痛の原因になりうるのです。
「身体のストレスについて」・・・身体はストレスがかかると、心拍数を高め、体温や血圧、血糖値を上昇させ対抗しようとします。
心労や過労、睡眠不足など、長期にわたりストレスが続くと、「免疫力が低下」します。
免疫力は脳と密接な関係があり、ストレスが続くと免疫力が下がり、細菌やウイルスなどと十分に戦える事ができず「感染症」にかかりやすくもなります。
また、身体にストレスがかかると「タンパク質を大量に消耗する」といわれております。
免疫の働きはタンパク質の不足で低下する事も知られ、タンパク質の構成成分である「必須アミノ酸を摂取」する事もオススメです。
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